女性活躍推進及び次世代法

女性活躍推進法及び次世代法に基づく一般事業主行動計画

株式会社スリーボンド
スリーボンドファインケミカル株式会社

男女ともに全社員が活躍でき、仕事と家庭の両立ができる雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定する。

1. 計画期間

2022年4月1日~2025年3月31日

2. 当社の課題

  1. 総合職における女性の割合が少ない。
  2. 女性社員の配属が偏っており、キャリア事例が画一されている。
  3. ライフイベントを境に離職する女性社員が多く、女性総合職の継続勤務年数が男性総合職に比べて低い。

3. 目標と取組内容

目標1 (職業生活に関する機会の提供に関する目標)

採用に占める女性比率に関して15%以上の維持・向上を図ると共に、多様なキャリア形成の創出支援を行う。

【取組内容】

●2022年

・採用方法の見直しや中途女性社員の積極的な採用を検討する。
・将来の働き方をイメージ出来るよう、学生および社内女性社員向けに両立事例等をホームページや社内報等に記載し、情報発信の強化を図る。
・管理職を対象に、女性活躍にかかわる研修を実施する。
・女性社員が少ない部門へのヒアリングを実施し、女性を配置する上での課題を把握する。

●2023年

・ヒアリング結果を基に、女性社員が活躍出来る新たな部署への配置を実施し、様々なキャリア事例の創出を行う。
・配置後の定期的なフォローアップ、ヒアリングを実施する。

●2024年

・インタビューやアンケートを実施し、実施事項の見直し、問題点の抽出を行う。
・問題点を反映させた運用を検討する。

目標2 (職業生活と家庭生活との両立に関する目標)

男女(総合職)の平均勤続年数の差異を50%以上にする。

【取組内容】

●2022年

・女性社員に対して、キャリア形成の一助となるような施策及び研修を検討する。
・管理職を対象に、女性活躍にかかわる研修を実施する。

●2023年

・長く働ける職場環境を醸成するため、制度の周知、見直しを行う。
・結婚、出産等のライフイベントに合わせて働けるような施策を立案し、取組を進める。

●2024年

・インタビューやアンケートを実施し、施策の見直し、問題点の抽出を行う。
・問題点を反映させた運用を検討する。

目標3 (次世代育成支援対策推進法に基づく目標)

職業生活と家庭生活の両立のための環境整備として、柔軟性のある働き方を検討する。

【取組内容】

●2022年

・各年代に応じた多様な働き方が実現できる制度を検討する。
・男性育児休業を取得、促進できるような制度を整備し、周知を行う。
・管理職を対象に、多様な働き方にかかわる研修を実施する。

●2023年

・検討した制度を試験的に運用する。
・男性社員の育児休業取得者及びその上司の体験談を社内で共有し、男性育児休業取得の推進を図る。

●2024年

・制度を利用した従業員に対して、定期的なヒアリングや座談会を実施し、施策の見直しを行う。
・ヒアリング結果を基に、問題点を反映させた運用を検討する。

4. 女性活躍に関する情報公開

■株式会社スリーボンド

男女の平均勤務年数の差異

項目 全体 正社員 契約社員
総合職 一般職 無期雇用者
女性の平均継続勤務年数 (A) 11.9 8.2 15.6 9.9
男性の平均継続勤務年数 (B) 15.7 15.7 10.4 9.0
男女の平均継続勤務年数の差異 (A/B) 75.8% 52.2% 150.0% 110.0%

(2024年1月現在)

労働者に占める女性労働者の割合

雇用管理区分 正社員 無期雇用者 有期雇用者
女性労働者の割合 20.6% 50.0% 57.6%

(2024年1月現在)

男女の賃金の差異の情報公表

男性の賃金に対する女性の賃金の割合
全労働者 47.7%
正社員 62.3%
非正規社員 34.6%

(2024年1月現在)

[説明]

賃金:賃金は課税対象額(給与所得)を対象として算出。

正社員:出向者は除く。

非正規社員:有期契約社員、パートタイマーを含み、派遣社員を除く。

男女の賃金の差異の背景:

・男性労働者の方が女性労働者に比べて、平均勤続年数が長いことから賃金水準が高い傾向となっている。

・女性労働者が一般職を占めている割合が大きいため、賃金差が開く傾向にある。

・女性労働者の方が育休取得等による短時間勤務者が多いことから、賃金が低い傾向となっている。

・非正規社員においては、女性社員の方が1日あたりの勤務時間が短い者が多いことから、賃金が低くなる者が多い。

■スリーボンドファインケミカル株式会社

男女の平均勤務年数の差異

項目 全体 正社員 契約社員
総合職 一般職 地域限定
正社員
無期
雇用者
女性の平均継続勤務年数 (A) 8.9 7.3 10.5 10.1 10.0
男性の平均継続勤務年数 (B) 12.9 20.3 8.3 10.0 10.0
男女の平均継続勤務年数の差異 (A/B) 69.0% 36.0% 126.5% 101.0% 100.0%

(2024年1月現在)

労働者に占める女性労働者の割合

雇用管理区分 正社員 契約社員 派遣労働者
無期雇用者 有期雇用者
女性労働者の割合 18.2% 65.6% 49.6% 64.1%

(2024年1月現在)

男女の賃金の差異の情報公表

男性の賃金に対する女性の賃金の割合
全労働者 48.0%
正社員 54.8%
非正規社員 73.8%

(2024年1月現在)

[説明]

賃金:賃金は課税対象額(給与所得)を対象として算出。

正社員:株式会社スリーボンド原籍の総合職・一般職(出向者)と、地域限定正社員を対象とする。

非正規社員:無期契約社員、有期契約社員、パートタイマ―を含み、派遣社員を除く。

男女の賃金の差異の背景:

・男性労働者の方が女性労働者に比べて、平均勤続年数が長いことから賃金水準が高い傾向となっている。

・女性労働者の方が男性労働者に比べて、非正規社員の占める割合が大きいため、賃金差が開く傾向にある。

・正社員においては、役職者に占める男性労働者の割合が大きいため、賃金差が開く傾向にある。

・非正規社員においては、比較的賃金が低い軽作業に従事する女性労働者の割合が大きいため、賃金が低い傾向となっている。