女性活躍推進及び次世代法

女性活躍推進法及び次世代法に基づく一般事業主行動計画

株式会社スリーボンド
スリーボンドファインケミカル株式会社

男女ともに全社員が活躍でき、仕事と家庭の両立ができる雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定する。

1. 計画期間

2025年4月1日~2029年12月31日

2. 当社の課題

  1. 総合職における女性の割合が少ない。
  2. 女性社員の配属が偏っており、キャリア事例が画一されている。
  3. ライフイベントを境に離職する女性社員が多く、女性総合職の継続勤務年数が男性総合職に比べて低い。
  4. 男性の育児休業取得率が女性と比較して低い。

3. 目標と取組内容

目標1 (女性労働者に対する職業生活に関する機会の提供への目標)

総合職の採用に占める女性比率15%以上の維持・向上を図ると共に、女性社員の少ない部門への適正配置を行い、多様なキャリアの創出とキャリア形成の一助とする。

【取組内容】

●2025年~

・女性学生の応募を増やすため、採用方法の見直し(採用ページ見直し、女性社員との交流会等)を行い、母集団形成を図る。
・女性比率の低い部門への配置を行い、課題への対応を継続的に行う。
・ライフイベントを経ても多様なキャリア形成ができるようジョブローテーションの見直しを行う。

目標2 (職業生活と家庭生活との両立に資する雇用環境の整備への目標)

男女(総合職)の平均勤続年数の差異を60%以上にする。

【取組内容】

●2025年~

長く働ける職場環境整備のため、法令を超えた独自の制度作りの検討を行う。

●2026年~

各制度案のシミュレーションを実施する。

●2027年~

独自の制度を定め施行する。

目標3 (次世代育成支援対策推進法に基づく目標)

男性の育児休業取得率を30%以上にする。

【取組内容】

●2025年~

・男性育児休業取得率が低い部門への男性育児休業取得の促進及び課題への対応を継続的に行う。
・育児休業取得者及び管理職向けの研修プログラムを実施する。

目標4 (次世代育成支援対策推進法に基づく目標)

フルタイム労働者の時間外・休日労働時間の月平均時間を30時間未満にする。

【取組内容】

●2025年~

・時間外、休日労働時間の状況を従業員に周知する。
・業務改善活動を推進する。

4. 各種情報公開

■株式会社スリーボンド

男女の平均勤務年数の差異

項目 全体 正社員 契約社員
総合職 一般職 無期雇用者
女性の平均継続勤務年数 (A) 11.0 7.8 14.3 11.0
男性の平均継続勤務年数 (B) 15.2 15.7 11.7 10.0
男女の平均継続勤務年数の差異 (A/B) 72.4% 49.7% 122.2% 110.0%

(2025年1月現在)

労働者に占める女性労働者の割合

雇用管理区分 正社員 無期雇用者 有期雇用者
女性労働者の割合 23.4% 53.8% 57.5%

(2025年1月現在)

男女の賃金の差異の情報公表

男性の賃金に対する女性の賃金の割合
全労働者 50.0%
正社員 64.1%
非正規社員 35.4%

(2025年1月現在)

[説明]

賃金:賃金は課税対象額(給与所得)を対象として算出。

正社員:出向者は除く。

非正規社員:有期契約社員、パートタイマーを含み、派遣社員を除く。

男女の賃金の差異の背景:

・男性労働者の方が女性労働者に比べて、平均勤続年数が長いことから賃金水準が高い傾向となっている。

・女性労働者が一般職を占めている割合が大きいため、賃金差が開く傾向にある。

・女性労働者の方が育休取得等による短時間勤務者が多いことから、賃金が低い傾向となっている。

・非正規社員においては、女性社員の方が1日あたりの勤務時間が短い者が多いことから、賃金が低くなる者が多い。

育児休業取得率

女性 男性
育児休業取得率 100.0% 46.7%

(2025年1月現在)

■スリーボンドファインケミカル株式会社

男女の平均勤務年数の差異

項目 全体 正社員 契約社員
総合職 一般職 地域限定
正社員
無期
雇用者
女性の平均継続勤務年数 (A) 10.0 9.9 9.9 10.2 10.1
男性の平均継続勤務年数 (B) 16.1 20.0 7.9 11.1 10.2
男女の平均継続勤務年数の差異 (A/B) 62.1% 49.5% 125.3% 91.9% 99.0%

(2025年1月現在)

労働者に占める女性労働者の割合

雇用管理区分 正社員 契約社員 派遣労働者
無期雇用者 有期雇用者
女性労働者の割合 19.0% 63.7% 63.7% 68.9%

(2025年1月現在)

男女の賃金の差異の情報公表

男性の賃金に対する女性の賃金の割合
全労働者 52.5%
正社員 60.8%
非正規社員 82.0%

(2025年1月現在)

[説明]

賃金:賃金は課税対象額(給与所得)を対象として算出。

正社員:株式会社スリーボンド原籍の総合職・一般職(出向者)と、地域限定正社員を対象とする。

非正規社員:無期契約社員、有期契約社員、パートタイマ―を含み、派遣社員を除く。

男女の賃金の差異の背景:

・男性労働者の方が女性労働者に比べて、平均勤続年数が長いことから賃金水準が高い傾向となっている。

・女性労働者の方が男性労働者に比べて、非正規社員の占める割合が大きいため、賃金差が開く傾向にある。

・正社員においては、役職者に占める男性労働者の割合が大きいため、賃金差が開く傾向にある。

・非正規社員においては、比較的賃金が低い軽作業に従事する女性労働者の割合が大きいため、賃金が低い傾向となっている。

育児休業取得率

女性 男性
育児休業取得率 100.0% 8.3%

(2025年1月現在)