お餅が伸びるのは、どうして?
柔らかく伸びる性質に変化するため!
お正月といえばやっぱりお餅ですよね。お餅が、どうして伸びるのか不思議に思ったことはありませんか?どうしてお餅が伸びるのか、また伸びるという性質を解説します。
デンプンが水分を取り込むことで性質が変化
お餅が伸びるのは、含まれているデンプン(アミロペクチン)が水分を取り込むことで、柔らかく伸びる性質に変化するためです。変化には、デンプンだけでなく、適度な水分と熱も必要となります。
店頭で販売されている状態では硬いお餅も、トースターなどの熱で焼くと柔らかく伸びるのはこの性質の変化があったからなんですね。
この「伸びる」という性質は、実は接着剤においても大変重要です。
伸びると良いことがある
接着剤に伸びる性質が付与されていると、接合したものがズレたり、衝撃が加わったりした時に、「接着剤が剥がれず“追従”」します。追従によって接着剤が使用される様々なシーンで剥がれによる故障などの原因を防ぐことができています。自動車やスマートフォン、建築物など様々なところで「伸びる接着剤」が使用されています。
伸び率の一因となる「主成分」
接着剤の主成分によってどのように伸び率の違いがあるのかみてみましょう。
このように、主成分によってまったく伸び率が違うことが分かりますね。ただし、伸びにくい主成分を使用した接着剤であっても、主成分そのものを改良したり、ゴム成分を添加したりすることで、より伸びる接着剤に変えることも可能です。スリーボンドではお客様の用途、ニーズに合わせて様々な接着剤を研究・開発しています。ではどのように「伸び率」を測るのでしょうか?
伸び率を測定するための「ダンベル試験片」
スリーボンドでは開発した接着剤がどれだけ伸びるかどうか、伸び率を調べるために「ダンベル試験片」を作成して測定をおこなっています。ダンベル試験片を引っ張り試験機で両端から引っ張り、試験片が破断した時にどのくらい伸びていたか?が伸び率となります。
なお、「ダンベル試験片」はJIS規格に則った形状で作成されています。
スリーボンドでは、「3TS」という「スリーボンド試験標準(ThreeBond Testing Standard)
」を設けています。3TSは、国際規格であるISO規格や日本の産業標準化法に基づき制定されたJISおよび各国規格や各業界規格に準拠して制定されており、様々な測定や評価を行った接着剤を提供しています。