2023/02/03
Q

目に見える光と目に見えない光は何が違う?

A

光の「波長」が違います。

夜間に車輌を運転する際、ライトをハイビームにして走行することがありますよね。ハイビームの光が眩しく感じたこと、一度はありませんか。一方で光の中には、目には見えないものがあります。どんな違いで目に見える光と目に見えない光が分かれるのでしょうか。スリーボンドの研究開発員が解説します。

光は「電磁波」のひとつ

実は、光とは「電磁波」のひとつです。電磁波にはいくつか種類があり、身のまわりにもたくさん存在しています。

電磁波の種類
・γ線:ガンなどの治療
・X線:レントゲン
・紫外線:スリッパの殺菌
・可視光:ライトなど目に見える光
・赤外線:暖房器具
・マイクロ波:電子レンジ
・ラジオ波:テレビ、ラジオ

この中でも、「紫外線(UV)」、「可視光」、「赤外線(IR)」のことを「光」と呼んでいます。太陽光にはこの3つの光が含まれています。

光は「波」の性質をもつ

電磁波は「波」と書くように波の性質があります。つまり、光も波の性質をもちます。波の山と山との間隔を「波長」と言い、この波長の長さによって、目に見える光と目に見えない光があります。

見える光と見えない光

もう少し詳しくみていきましょう。
先程のおさらいですが、太陽光は次の3つが含まれていましたね。

・紫外線(UV)
・可視光線
・赤外線(IR)

太陽を見て眩しいと感じるのは可視光線です。最近よく耳にする「ブルーライト」も可視光の一部です。その他の赤外線(IR)と紫外線(UV)は目に見えない不可視光線と呼ばれます。これは光の波長で分けられます。

夏に肌が黒く日焼けしてしまうのは、みなさんも耳にしたことがある「紫外線(UV)」が原因です。目に見えない光ですが、その光の強さを調整することで接着剤を固めたり、ジェルネイルの硬化に役立っています。どのような光が私たちの生活に影響を与えているのか、考えてみると面白いですね。

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